インテリアに統一感をもつポイント
〇使う面積、色、樹種によって印象に変化木を使うインテリア
インテリアに木をつかうのは、家づくりの定番。
「家に居ながら、木の温もりを感じたい」と積極的に用いる家が多い素材。
ですが、内装に使う木材は種類が豊富で色味も木目の模様もさまざまで
無垢材だと時とともに経年変化して、色合いが変わっていきます。
統一感を持たせるポイントは
イメージする空間に合う樹種を選び使う面積や場所をよく検討すること。
また、内装仕上げや家具などで異なる種類の木を使いすぎないことが重要です。
〇素材の選び方と組み合わせ方が空間のテイストを左右する
インテリアのテイストを決めるのは、それを形づくる素材やデザイン。
例えばインダストリアルデザインは、鉄と木にビンテージ感のある琺瑯や真鍮
皮革、ファブリックなどを組み合わせることでらしさが強調されます。
和っぽいデザインは自然素材をベースに
ベンガラや畳のような中間色や日本的な模様によって表現されます。
「らしさ」の構成要素を抑えブレずにそれを組み合わせることで
テイストに統一感を持たせることができます。
〇色を使うときは、他の素材とトーンを合わせる
「統一感は欲しいけど、シンプルすぎるのはつまらない」ということで
取り入れられることが多いものなのがアクセントウォール。
空間に差し色をプラスして、その家の個性を表現することができます。
ただ、統一感を大事にしたいなら、インテリアに使う色のトーンには注意。
ニュアンスカラーとビビッドカラーのバランスをまちがえると統一感を保ちにくくなります。
昨晩、鹿児島では19日早く梅雨入りとの報道。
まもなく栃木も雨がしとしとと降る季節を迎えるようです。
梅雨時期は、部屋干しが多くなります。
LDKが洗濯物でいっぱいになりがち。
せっかくインテリアにこだわって空間をつくっても
洗濯物の生活感で雰囲気がかき消されてしまうとがっかりです。
特に今のように家にいる時間が多いと
洗濯物を眺めながらの暮らしに
ちょっとしたストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
そのストレスを解消してくれるのが、ランドリールームです。
ここ数年の大きな変化のひとつに、洗面脱衣室のつくりや間取りがあります。
特にランドリールームの機能を併設した洗面脱衣室や
単体でランドリールームを設ける家がだいぶ目立つようになってきました。
そこで今回は「洗面脱衣室+ランドリールーム」の
バリエーションをいくつかご紹介します。
最もよく見られるのが、洗面脱衣室を少し広めに設計し
ハンガーパイプを設置して物干しスペースを設けたつくり。
お風呂に入るのに衣類を脱ぐ→溜まった衣類を洗濯機へ入れて洗う
→そのままその場ですぐ干す、というように動線のムダのなさが
このつくりの最大の魅力といえるでしょう。
洗濯物をたたむのに便利なカウンターや
タオルや下着類、ルームウェアなどお風呂上がりにすぐに
身につけるものの収納スペースを併設しているケースも多いですね。
また、友人を招いたり来客が多かったりするお宅では
洗面脱衣室が物干しスペースを兼ねていると都合が悪いこともあるでしょう。
その点で機能的なのが「洗面脱衣室とランドリールームを間仕切りできる間取り」
洗面台とランドリールームが隣同士という利便性はそのままに空間を仕切れるので
来客時も気兼ねなく洗濯物を干しておくことができます
「洗面まわりの空間を常にすっきりきれいに保っていたい」
というニーズにもフィットする間取りです。
そして最後に、最近、特に増えていることを実感しているのが
「洗面脱衣室」「ランドリールーム」「ファミリークローゼット」
の3つがつながる間取りです。これは「脱ぐ→洗う→干す→片付ける→着る」が
最短の動線で完結することで、家事の時短や生活動線の改善につながるため
採用するご家庭が多いようです。
外に干して、それを取り込んでたたんで各部屋のクローゼットにしまう
という動線と比べれば、確かに動きがずいぶんとコンパクトで済みますね。
洗濯は、自分や家族が日々を快適に過ごすために必要で大切な家事であると同時に
忙しい毎日の中でなるべく手間をかけずに済ませたい作業でもあります。
家づくりは、日常に潜む小さなストレスを改善するための絶好の機会。
建築する家の広さや間取りの優先順位にもよりますが
自分たちの今の暮らしを振り返ったうえで
これからの暮らしをイメージして機能的で使いやすい環境をつくってくださいね。