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2021年05月17日

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今回は、災害に対する住まいの「守り」や「備え」
として今改めて家づくりで考えておきたいこと。

〇土地のことを知っておく
災害で家がダメージを受ける場合の
大きな要因のひとつは「土地」にあります。
そのため、土地の購入から家づくりを始める場合は
利便性やお子さんの学区のことはもちろん
その土地の地盤の強度や災害時の被災リスクについても知った上で
リスクを軽減するための対策や対応方法を想定しておくことが重要です。

〇ハザードマップを必ず確認
新たに土地を購入する場合でもすでに所有する土地に家を建てる場合でも
必ず目を通しておきたいのが国土交通省の国土地理院が作成しているハザードマップ。
これは「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で被災想定区域や
避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図(国土地理院HPより
抜粋)」というもので

風水害に備える「洪水ハザードマップ」
火山噴火に備える「火山防災マップ」
地震災害に備える「地震防災マップ」
液状化災害に備える「液状化被害想定図」
津波・高潮に備える「津波災害予測図」

など、土地条件が異なる全国のさまざまな地域ごとの
災害リスクを確認することができます。
地域ごとのハザードマップは
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」で確認できますので
ぜひ土地選びや非常時の対応を検討する際の参考として活用してみてください。

〇ライフラインを想定しておく
地震・自然災害影響などで停電や断水などが起きた場合
石油ストーブやカセットコンロ、充電器や水を日頃から準備しておけば
家が無事でさえあれば最低限はしのげます。
ただせっかく家づくりの機会があるなら
そのような非常事態も想定しておくと心に余裕を持って行動できるでしょう。

何が起きても絶対に安全な家は残念ながらありません。
でも、少なくとも家づくりの際に考えうる選択肢を一旦テーブルの上に広げて並べ
自分たちのライフスタイルや趣味嗜好・予算などの条件と照らし合わせて
優先順位を付け選ぶことはできます。

耐震性能や浸水対策・地盤補強や地盤保証制度・家にかける災害時の保険など
考えることはたくさんありますが、ここは面倒がらずにさまざまな側面を知ったうえで
納得を積み重ねて家づくりを進めていけるといいですね。